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2020年05月23日 [日記]

満たされた心はどこからくるの?

先日ちょっとしたことがきっかけで、過去を振り返り
記憶をたどる作業をしました。
これは、姉が少しかじっている勉強の一環からで、家族の各々に対して
依頼があったためにした作業でした。

父は元来文章を書くのがとても得意で、しかも記憶力がよく
その上几帳面に日記も付けている人なので、このことがきっかけで
生まれてからの『自分史』なるものを作ってみたい、となったようでした。

小学校三年生までの下書きをたまたま読ませてもらいました。
疎開もしてるし、終戦も迎え、あの天皇陛下のラジオも聞いていました。
年代からしたら当然のことですが、父が自らその時の記憶をリアルに
語る言葉を読んで、初めてすごい時代を生き抜いてきたことを思いました。

当時、混乱を極めた終戦、食べるものもなく生きるために命がけだったはず。
けれども父はその頃は子供でしたから、大人たちが直面したあらゆる苦労を
背負うことはなく、振り返っても意外にも「幸せだった」と言います。

お芋しかない薄暗い食卓でも、一家みんなが揃いちゃぶ台を囲む夕食は
なんとも心が満ち足りていたと。
そして、今の時代では味わえない幸福感のようなものがあったような気がする。
しかし、だからと言って味わってほしいとも決して思わないが、でも
あの満ち足りたなんとも言えない気持ちは味わってもらいたい・・・、
自分でも表現が難しい・・・、とても複雑だと言っていました。

子供というのは元来、先を思って不安になったり、過去を思い悔やんだりなどはなく、
“今”をいつも生きているもの。
こういう生き方が、きっと一番いいのかもしれない・・・、ですね。

大人になるとできなくなってしまう・・・。
この心を持ち続けられる人だけが「スッキリした頭でその時を満喫できる」
幸せな大人でいられるのかな〜って。

そして、そういう“心が満たされた”経験を子供時代にすることが、
どれだけその後の人生にいい影響を与えるかも、考えさせられました。



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