ブログ | 延岡のカフェのようなジュエリー店、Berceuse(ベルスーズ)。お気軽に遊びにいらして下さい。

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2016年04月14日 [日記]

天然だけが持つ、不思議な力。

あるエッセイストが書いた記事で印象に残るエピソードがありました。

お友達が50歳のお祝いにジュエリーを自分にプレゼントしたい、と。
そこで行きつけのジュエリー店を紹介した時のこと。

そのお友達は活発で明るく、友達も多くラテン的なイメージで、
珊瑚やターコイズのような鮮やかなジュエリーに惹かれていた様子。
そんな彼女にピッタリなネックレスを見つけ勧めてみたところ、
大きく頷き手に取ろうとした次の瞬間、「あ、その隣のコレ、見せて下さい」と
イメージとは真逆な白く、やわらかで清楚な印象のホワイトオパールの
ペンダントを頼んだのだそう。
ひそやかに小さなダイヤモンドとオニキスが四隅に飾られたクラッシックな可憐なペンダント。

スタッフの女性は彼女とは初対面。
「今日お召しの白いシャツも肩のところに繊細で綺麗なレースがはめられていて
とてもお似合いですよね。お客様には繊細なものがお似合いです。それはやはり
直感で選ばれたジュエリーをつけることによって、そういう隠された美質が
引き出されてくる、ということではないでしょうか。」と。

知らないうちに私達はわかりやすいキャラクターに自分を沿わせていこうとしてるのかな。
元気でパワフル、愛嬌があっていつも生き生き。
そうしたほうが生きやすくて面倒がないからでしょうか。

涙、祈り、悔恨、喪失、諦念・・・私達は心の中にいくつものかなしみの湖を抱えている。
そしてジュエリーはそれを肯定し、抱きしめ、内面の美質として外側に開いて見せていく力がある
のでしょう。それが天然自然の石の魔法なのかもしれない。

筆者と私の言葉を入れ混ぜてご紹介しましたが、決して明るく元気だけがいいのではなく、
影の部分も全部自分として受け入れる。
意外と内側に秘めた部分に美しさが宿っているのかもしれないと。
ジュエリーはそんなことを気づかせてくれる・・・不思議な力を持っているのかもしれませんね。



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