ブログ | 延岡のカフェのようなジュエリー店、Berceuse(ベルスーズ)。お気軽に遊びにいらして下さい。

ベルスーズ

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2015年05月09日

自分の居場所

先日いらしたお客様。

最初にご来店された時は、お母様がお亡くなりになって日も浅く、
遺品のパールリングを持ってこられたお顔も憔悴の色が残っていらして、
必要なことをお話しするのが精一杯でした。

そして、パールリングがリフォームにより、シンプルだけど上品な、
彼女にピッタリのひと粒パールネックレスに生まれ変わり、それを
受取りにこられた時は、私達との間の壁が一枚、一枚はがれていって、
話しながら少しづつ距離も縮まっていきました。
(お母さんがいつも一緒にいるようでとても嬉しい、と喜んで下さいました(^^)。)

一見内気そうでとても控えめな彼女は、話せば話すほど沢山の才能を持ち、
様々な経験をしてこられ、洞察力も鋭い個性的な女性でした。

彼女は、「ここ(延岡)は、私の居場所ではない気がするんです」とおっしゃいました。

かつてした占いでも「あなたはここでくすぶっている器ではない」と言われ、
話ができる友人はみんな東京や大都市圏に住む人。
要約すると、彼女の個性の強い感性に反応する人が周りにはいなかった・・・、
そして、今もこれからも・・・、という感じでしょうか。

結婚しよう、と思った人もいたけれど、どうしても最後はうまくいかなかった。
でも、今思うとここで結婚したらずっとここに住むことになる、ということを
心の奥底が拒否していたんだと思う、ともおっしゃっていました。


心の奥底で思う、自分の居場所。


自分はここで生きていこう、ここが自分の全てだ、と大満足の毎日を
送っている人って、いないんじゃないかな・・・、というくらい、
自分の居場所を求めて生きることが人生のような気がします。

会社での自分の居場所、家、飲み友達、上の子の保護者仲間と下の子の保護者仲間とでは
自分の振る舞いも違ってきたり、昔からの幼馴染と社会人になってからの友人とでは
自分の立ち位置が違うこともしばしば。

そんな小さなことから、自分のやりたいことができる町、
自分の夢を試してみたい国、自分を理解してくれるパートナーと生きていける場所・・・、
といった大きなことまで。

「こんなことを考えてる人って、いないですよね」と彼女は言っていたけど、
いいえ・・、きっと、みんな考えています。

考えることを避けてるか、暇がないだけ。

真正面から考えるのは骨の折れる作業だから。

でも、きっと見つけて欲しい、自分の居場所を。
私は、他人事とは思えない気持ちで彼女を応援していることに、
自分でもちょっと驚いています。

人生はまだまだ続くんですから・・・(^^)。



















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