ブログ | 延岡のカフェのようなジュエリー店、Berceuse(ベルスーズ)。お気軽に遊びにいらして下さい。

ベルスーズ

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2015年03月11日 [お休みのお知らせ]

映りゆく街

「あ〜、落ち着くな〜」。

これが初めて延岡に来たときの印象です。

約7年前まで年に一度だけ、ここ延岡に10日ほど滞在する生活をしていた私。
子ども達にとっては田舎、おばあちゃんち。
私自身が育ったのは東京だし、こちらに来る前は千葉で、常に人がごみごみいて、
夜も明るく、遠くが見えず、日本のど真ん中ということを意外と全く自覚していない環境でした。

今日、お見えになった還暦を10年位前に迎えられた感じの女性。
まだ現役で散髪屋さんを営まれていらっしゃる方でしたが、
「すっかり街が変わってしまって・・・」と。

以前は人通りが多く、賑わっていたのに新しい通りができて
すっかり人の動きが変わってしまって・・・、寂しくなってしまった、と。


時は常に動いていることを、その寂しげな言葉にしみじみ感じたのでした。


でも私は、この街に来たときに「落ち着き」を感じました。
ホッとしたのです。

延岡から帰って、千葉の自宅の最寄の駅からやっと地上に出て(ずっと電車を乗り継ぐので;;)
空気を吸い上げた瞬間、「空気がまずい・・」と毎回思っていました。

通りに人が沢山いて、夜でも明るい町並みが「華やかな思い出」となっているかと言えば、
不思議となっていません。
人の山に埋もれていればいるほど、孤独も感じます。

その街が「好き」と思って暮らしていると、その風景はとても懐かしく、
愛おしく、セピア色の映像で私達の胸に残るんだろうな〜と、思うのです。

自営業というのは本当に厳しく、確かに“多くの人”がいる町だと
商売がしやすい、という方程式が浮かぶでしょう。
でも、一概にそうではなさそうです。

ベルスーズは、決して人通りの多い場所ではありませんが、
とてもお客様は多く、そして気に入って下さったお客様はとてもご贔屓にして下さいます。

毎日多くのお客様との出会いがあり、いつも前を見て立ち止まらない社長と
私は仕事をさせてもらっています。

毎日通る、自分の車の駐車場までの信号待ち、当たり前の、ちょっぴりさびれた風景。

それが、きっと私には「生き生きとした風景」として、胸に刻まれるのではないかな・・、と
思ったりします。

街は日々移り行きますが、自分の心の持ち方次第で“生き生きとした”
「セピア色に映りゆく」街になる・・・。

そうありたいものですね。









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